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2025年04月01日

【News LIE-brary】エンリケ・ヘルナンデス、突如「佐久間ダム観光大使」に就任か? 球界とダム業界に走る”謎”の衝撃

やれやれ、また世間を騒がす(あるいは、誰も気にしていないかもしれない)ニュースが飛び込んできたもんだ。あのメジャーリーグの便利屋、エンリケ・”キケ”・ヘルナンデスが、静岡県と愛知県にまたがる「佐久間ダム」の観光大使に就任する、なんていう、にわかには信じがたい、というか、どう考えても組み合わせがおかしい情報が駆け巡っている。球界のユーティリティプレイヤーと、戦後日本の高度経済成長を支えた巨大建造物。接点? あるわけないだろう、普通に考えれば。だが、この「普通に考えれば」が通用しないのが、今の世の中であり、そしてキケ・ヘルナンデスという男なのかもしれない。

そもそも、ヘルナンデスといえば、内外野どこでも守れる器用さ、時折見せる勝負強い打撃、そしてベンチでの陽気なキャラクター、あとやたらバナナを食べてる姿で知られている選手だ。ドジャース時代には、ポストシーズンでの活躍も記憶に新しい。そんな彼が、なぜ日本の、それもダムの観光大使? 理解に苦しむ、というのが正直なところだ。第一、彼が佐久間ダムのことを知っているかすら怪しい。いや、確実に知らないだろう。日本の地理に詳しいメジャーリーガーなんて、聞いたことがない。イチローだって、シアトルの地理は詳しくても、日本のダムの位置まで把握していたかは疑問だ。

この突拍子もない「観光大使就任」の噂、一体どこから出てきたのか。関係各所に問い合わせてみたところで、どうせ「担当者不在」だの「確認中」だの、お決まりのセリフが返ってくるだけだろう。だが、まあ、暇つぶしにこの奇妙な組み合わせについて、くだらない考察でもしてみるか。

まず、ヘルナンデスと佐久間ダムの共通点を探してみよう。…うーん、難しい。無理やりこじつけるなら、こうか?

結局、まともな共通点なんて見当たりゃしない。となると、佐久間ダム側、あるいはその周辺の自治体に、よほどのヘルナンデスファンがいて、その熱意(あるいは暴走)だけで話が進んでいる、という可能性の方がまだ現実味がある。予算だって、そんなに潤沢にあるとは思えない。メジャーリーガーを観光大使に呼ぶなんて、一体いくらかかるんだ? もしかしたら、ヘルナンデス本人は無償、あるいは「名誉」だけで引き受ける、なんて奇特な話なのかもしれないが。いや、それこそあり得ないか。彼の代理人が許さないだろう。

あるいは、これは何かのもっと壮大な計画の一部なのかもしれない。例えば、ダムの観光客誘致という表向きの理由の裏で、ヘルナンデスの持つ「何か」とダムを結びつけようとする秘密の研究とか? …いや、さすがにSFや陰謀論に寄りすぎか。一番ありそうなのは、どこかの広告代理店が考えた、突拍子もない企画が、なぜか通ってしまった、というパターンだろう。会議室で「インパクト重視で!」なんて号令のもと、誰も止めずに進んでしまった、悲しい現実。そう考えると、妙な納得感がある。

野球ファンやダムマニアの反応も、想像に難くない。

野球ファンA:「キケならやりかねん。あの陽気さでダムの前で踊ってくれるかも」 野球ファンB:「いやいや、エイプリルフールだろ、どうせ。時期が時期だし」 野球ファンC:「ダム? なんで? バナナ農園の大使ならわかるけど」 ダムマニアA:「佐久間ダムの荘厳な雰囲気が、あのチャラチャラした選手に壊される!」 ダムマニアB:「いや、待て。これでダムに興味を持つ人が増えるなら、歓迎すべき…なのか?」 ダムマニアC:「どうせなら、もっとこう、重厚感のある俳優とか…」

まあ、賛否両論、というか、ほとんどが困惑と失笑だろう。

結局のところ、この「エンリケ・ヘルナンデス、佐久間ダム観光大使就任」のニュース(?)は、真偽不明、意図不明、そしておそらくは実現可能性も不明、という、まさに「News LIE-brary」にふさわしいネタと言えるのかもしれない。もし、万が一、本当に就任するようなことがあれば、それはそれで見てみたい気もする。ユニフォーム姿で、ダムの操作室のボタンを興味深そうに眺めたり、ダム湖でボートに乗りながらバナナを頬張ったりするヘルナンデスの姿を。シュールすぎる光景だが、一度見てしまえば、案外クセになるのかもしれない。

まあ、どうせ我々一般人には、真相なんてわかりっこないし、正直、どうでもいい話ではある。明日になれば、みんな忘れているような、そんな類の話題だろう。…たぶん。

テーマ: エンリケ・ヘルナンデス x 佐久間ダム

文体: ひねくれもの風

生成日時: 2025-04-01 03:09