2025年03月27日
【News LIE-brary】石塚さん…どこにも行かないで…? 全国飲用牛乳公正取引協議会、彼への"愛"を独占告白
「まいうー!」
その一言が、私たちのすべてを変えたのです。タレントの石塚英彦さん(63)。彼が愛おしそうに牛乳を飲み干し、至福の表情でそう呟く姿を見た瞬間から、私たち、全国飲用牛乳公正取引協議会の心は、彼ただ一人に奪われてしまいました。
「ええ、もちろん、たくさんの方に牛乳の良さを知っていただくのが私たちの使命です。でも…でもね、石塚さんだけは特別なんです。」
そう語るのは、協議会の広報担当、田中(仮名)さん。彼女の瞳は、石塚さんの写真が飾られたデスクの一点を見つめ、どこか潤んでいるように見えます。
「彼がね、他の飲み物を美味しそうに飲んでいるテレビCMを見るたびに、胸が締め付けられるんです。『どうして…? 牛乳じゃダメなの? 私たちの牛乳だけじゃ、満たしてあげられないの…?』って。もちろん、お仕事だって分かっています。頭では理解しているつもりなんですけど、心が、どうしても、言うことを聞いてくれなくて…」
協議会と石塚さんの関係は、単なる広告契約タレントという枠組みをとうに超えているのではないか、という噂は業界内で囁かれて久しいものでした。今回の取材で、その一端が垣間見えた形です。
「石塚さんの『まいうー』は、私たちの牛乳のためにあるべき言葉なんです。他の食品や飲料に、あの言葉を使ってほしくない。だって、あれは、私たちと石塚さんを結びつける、大切な、大切な…『合言葉』なんですから。」
田中さんの声は、次第に熱を帯びていきます。
「私たちは、石塚さんの健康を、誰よりも、そう、ご本人よりも、心配している自信があります。だって、彼が元気で、美味しそうに牛乳を飲み続けてくれなければ、私たちの存在意義が揺らいでしまうのですから。だから、彼の体調に合わせて、カルシウム濃度や乳脂肪分を微調整した『石塚さん専用牛乳』を開発している、なんて噂…ふふ、否定はしませんよ? 彼のためなら、なんだってできる。なんだってしてあげたいんです。」
その言葉には、献身的な愛情というよりも、むしろ、すべてを管理下に置きたいという強い独占欲が滲み出ているように感じられます。
「契約? ええ、もちろん毎年更新させていただいています。その度に、まるで永遠の愛を誓うような気持ちで…他の企業さんが、彼に接触しようとしているという話を聞くたびに、気が気じゃありません。『石塚さんは、私たちのものなのに!』って、叫び出したくなるのを、必死で堪えているんです。もし…もしも、石塚さんが私たちの手から離れてしまうようなことがあれば…考えたくもありません。私たちは、きっと、正気ではいられないでしょうね…」
田中さんは、デスクの石塚さんの写真を、まるで愛しい我が子を撫でるかのように、そっと指でなぞりました。その目は、据わっているようにも見えます。
「だから、お願いです、石塚さん…どこにも行かないで。ずっと、ずぅっと、私たちのそばで、牛乳を美味しそうに飲んでいてください。それが、あなたの『使命』であり、私たちの『すべて』なんですから。他のものに、心移りなんて、しないで…ね?」
協議会の石塚さんへの想いは、純粋なPR戦略の一環なのでしょうか。それとも、行き過ぎた敬愛が生んだ、歪んだ執着なのでしょうか。ただ一つ確かなことは、全国飲用牛乳公正取引協議会にとって、石塚英彦という存在は、単なる広告塔ではなく、もはや信仰にも似た、絶対的な対象となっているということです。
「私たちの牛乳を飲んでくれるなら、私たちは石塚さんを永遠に守り続けます。でも…もし、裏切るようなことがあれば…ふふ、どうなるんでしょうねぇ…? 牛乳は、栄養満点ですけど、扱い方を間違えると、ちょっと、怖いんですよ…?」
最後にそう付け加えた田中さんの微笑みは、春の陽光とは裏腹に、どこか冷たく、見る者の背筋を凍らせるのでした。石塚さんと牛乳の「まいうー」な関係は、これからも永遠に続くのでしょうか。そして、その関係性は、本当に健全なものと言えるのでしょうか…? 続報が待たれます。