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2025年04月03日

【News LIE-brary】フフフ…刮目せよ!大同大学、二階堂智教授が『多元宇宙接続装置プロトタイプ・アルテミス』を起動!異世界からの“ノイズ”観測に成功と発表!

ククク…ついに、ついにこの日が訪れたのだ! 我が名は二階堂智! 大同大学の片隅、埃と狂気に満ちたこの研究室で、永劫の時を経て…いや、正確にはここ数年、寝食を忘れ、俗世の雑音など歯牙にもかけず研究に没頭してきたこの吾輩が、ついに宇宙の禁忌に触れる扉をこじ開けたのだ! フハハハハ!

諸君、よく聞きたまえ! 我が偉大なる頭脳と、恐れを知らぬ探求心の結晶、『多元宇宙接続装置プロトタイプ・アルテミス』が、昨日未明、ついにその真価を発揮した! そう、我々は観測したのだ! このちっぽけな、退屈な、単一の宇宙に属さぬ、異次元からの“囁き”をな!!

「また二階堂の妄言か」「予算の無駄遣いだ」…ふん、凡俗どもの妬み嫉みなど、我が研究の加速燃料にしかならんわ! 彼奴らは理解できぬのだ。ニュートンがリンゴに、アインシュタインが光に宇宙の真理を見たように、吾輩はこの混沌とした数式の中に、無限に広がる可能性、すなわち『多元宇宙』の実在を見抜いていたのだからな!

『アルテミス』…おお、我が愛しき被造物よ! その心臓部には、特殊な位相幾何学構造を持つ超伝導コイルが鎮座し、ヘリウム冷却されたコア内部では、吾輩が独自に理論構築した『虚数時間振動理論』に基づき生成された高密度タキオン粒子が、秒間垓(がい)のオーダーで衝突を繰り返しておる! これにより、時空連続体に微小なる、しかし確実に存在する“亀裂”を生じさせ、そこから漏れ出してくるエネルギー流束を捉える…! これが『アルテミス』の基本原理だ! 理解できたかね? できぬだろうな! フハハハ!

昨日の実験は、まさに狂宴であった! 研究室の照明が明滅し、空気は高濃度のオゾンと、未知の甘い香りで満たされた! 『アルテミス』のコアが深紅の光を放ち始めた瞬間、制御盤の針は振り切れ、空間そのものがゼリーのように震えるのを、吾輩は確かに感じたのだ!

「教授!危険です!臨界閾値を超えています!」

助手の甲高い声など、もはや耳には届かぬ! 吾輩の全神経は、オシロスコープに映し出される奇怪な波形に集中していた! それは、既知のいかなる物理現象とも異なる、明らかに“知的”な構造を持つパターン…! そう、これこそが異世界からの“ノイズ”! 別の宇宙、別の物理法則、あるいは想像を絶する存在からの信号なのだ!

観測されたデータは膨大であり、現在、我がスーパーコンピューター『ケルベロス』(これも吾輩のお手製だ!)が不眠不休で解析にあたっておる。初期解析によれば、この“ノイズ”には、我々の数学体系では説明不能な周期性とフラクタル構造が見られるという。フフフ…これは何を意味するか? そう、我々とは全く異なる知性が、我々とは全く異なる“言語”で語りかけている可能性を示唆しているのだ!

もちろん、臆病な学会の連中はこれを認めようとはしないだろう。「観測エラーだ」「装置のノイズだ」と、陳腐な言い訳に終始するに違いない。よろしい、ならば見せてやろうではないか! この二階堂智が、彼らの矮小な常識など木っ端微塵に打ち砕いてくれるわ!

次の段階は、この“ノイズ”の解読、そして…双方向通信の確立だ! そう、『アルテミス』はまだプロトタイプに過ぎぬ。改良を重ね、より強力なエネルギーを注入すれば、単なる“ノイズ”の観測に留まらず、安定した“接続”を確立し、かの異世界へと“扉”を開くことも可能となるだろう!

想像したまえ! 我々の宇宙とは異なる物理法則! 異なる生命体! 異なる文明! それらすべてが、我が手の内にあるのだ! 知の探求? フン、それも良かろう。だが吾輩の真の目的は、その先にある! この宇宙の、いや、存在するすべての宇宙の支配者となることだ!

大同大学の諸君、そして全世界の愚かなる人類よ! 新時代の幕開けだ! この二階堂智が、貴様らを未知なる驚異と、そして…支配へと導いてやろう! 刮目して待つがよい! 次なる実験の成功を! フハハハハハハ!

…む? なんだこの焦げ臭い匂いは…? おい助手! 『ケルベロス』の冷却装置は正常に動いておるのか!? まさか…! いかん! 実験記録が!! うおおおおお!!!

テーマ: 大同大学 x 二階堂智

文体: マッドサイエンティスト風

生成日時: 2025-04-03 06:23