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2025年03月30日

【News LIE-brary】古都を揺るがす神秘!長谷寺に現れた『嘆きのエンドレス』とは? わたくし、この目で確かめてまいりましたわ!

まあ、皆様、ごきげんよう! わたくし、News LIE-braryのお姫様記者、プリンセス・リブラですわ。今日は、古都・鎌倉で囁かれている、とってもミステリアスなお話をお届けいたしますの。なんでも、あの美しい紫陽花で有名な長谷寺で、『嘆きのエンドレス』と呼ばれる、不思議な現象が起きているんですって! 胸がざわめきますわね…! これはわたくしが確かめに行かなくては、と思いましてよ!


春風そよぐ長谷寺に、謎めいた影…?

うららかな春の日差しが降り注ぐ鎌倉。わたくし、心を弾ませながら長谷寺の門をくぐりましたの。石段を登ると、そこにはいつもと変わらない、穏やかで美しい景色が広がっていましたわ。可愛らしいお地蔵様、凛となさった十一面観世音菩薩様、そして、キラキラと輝く相模湾…。本当に、心が洗われるようですわ。

でも…その穏やかな空気の中に、どこか違うものが混じっているような…? わたくし、噂の真相を確かめるべく、参拝にいらしていた方々にお話を伺ってみましたの。

「ええ、聞いたわよ。観音堂のあたりで、なんだか悲しい声が聞こえるって…」と、上品な奥様がお顔を曇らせます。「気のせいかと思ったんだけど、何度か…ねぇ?」

また、お掃除をされていたお寺の方にも、そっとお尋ねしてみましたわ。「うーん、最近そういう話を耳にすることはありますねぇ。特に夕暮れ時とか、雨の日とか…。なんだか、すすり泣くような、ため息のような…でも、姿は見えないんですよ」と、少し困ったようなお顔でおっしゃっていましたわ。

まあ! やはり、ただの噂ではなかったようですわね!

これが『嘆きのエンドレス』…? わたくしが見たもの、聞いたもの

わたくし、皆様の証言を元に、特に噂の多い観音堂の周辺を、注意深く歩いてみましたの。すると…!

風もないのに、近くの木の葉が、まるで誰かの悲しみに震えるように、サワサワと揺れているではありませんか! それに、どこからともなく、本当に微かですけれど…、女性のすすり泣きのような、切ない声が聞こえてくるような気がいたしますの…。

「…うぅ…」

えっ!? 今、確かに…。わたくし、思わず息をのみましたわ。その声は、まるで遠い昔から響いてくるようで、聞いていると胸が締め付けられるような、切ない気持ちになりますの。繰り返し繰り返し、まるで終わりのない(エンドレスな)悲しみがそこにあるかのよう…。これが…『嘆きのエンドレス』なの…?

わたくし、少し怖くなってしまいましたけれど、同時に、この声の主はどんなに悲しい思いを抱えているのかしら、と、なんだか放っておけない気持ちにもなりましたわ。

さらに不思議なことに、観音様がいらっしゃるお堂の近くの岩肌の一部が、常にじっとりと濡れているという話も聞きましたの。まるで、誰かが流した涙が、決して乾くことがないみたいに…。わたくしが見た時も、確かにその部分はしっとりとしていて、陽の光を鈍く反射していましたわ。なんてミステリアスなのかしら…!

専門家の方々はどうお考えかしら?

この不思議な現象について、専門家の方々にもお話を伺ってみましたわ。

まずは、古都の伝承にお詳しい、民俗学者の綾小路きらら先生。先生は、扇子を優雅に使いながら、こうおっしゃいましたわ。 「まあ、長谷寺には様々な伝説が残っておりますからね。もしかしたら、昔、この地で悲しい運命を辿った女性の霊…例えば、戦乱で愛する人を失ったお姫様とか、あるいは、叶わぬ恋に身を焦がした巫女とか…そういった方々の想いが、現代に形となって現れているのかもしれませんわね。『嘆きのエンドレス』とは、言い得て妙ですわ。終わらない悲しみが、時を超えて響いている…そう考えると、ロマンティックでもあり、物悲しくもありますわね」

まあ、お姫様…! わたくし、なんだか他人事とは思えませんわ…。

次に、人の心の不思議を探求なさっている、心理学者のプリンス時雨さまにもお話を伺いましたの。時雨さまは、キラキラした瞳でこう分析してくださいましたわ。 「ふむ、非常に興味深い現象だね、プリンセス。これは、集合的無意識の現れかもしれないよ。現代社会で多くの人々が抱える、言葉にならない不安や悲しみ、そういった『嘆き』が、パワースポットである長谷寺のような場所で共鳴し、音や気配として感じられるようになっている…という可能性も考えられるね。つまり、特定の誰かの嘆きではなく、私たち自身の心の奥底にある悲しみが、『エンドレス』に響き合っているのかもしれない」

まあ! 私たちの心の中の悲しみが…? なんだか、難しいけれど、ドキッとしてしまいますわね…。

観音様は、この嘆きをどう思し召しかしら…?

様々な説があるけれど、はっきりとした原因はまだわからないみたいですわね…。歴史的な悲劇のこだまなのか、それとも、現代を生きる私たちの心の叫びなのか…。

わたくし、最後に、長谷寺のご本尊である十一面観世音菩薩様の前に、静かに手を合わせましたの。慈悲深いお顔で、まっすぐに前を見据えていらっしゃる観音様。この場所で響くという『嘆きのエンドレス』を、観音様はずっと聞いていらっしゃるのかしら…。そして、この悲しみを、どう受け止めていらっしゃるのかしら…。

もしかしたら観音様は、その大きな慈悲の心で、すべての嘆きを受け止め、いつか癒やしの光に変えてくださるのかもしれませんわね。そう考えると、少しだけ心が安らぐような気がいたしましたわ。

古都の神秘は続く…皆様も、耳を澄ませてみてはいかが?

長谷寺の『嘆きのエンドレス』。この不思議な現象は、今も続いていると言われていますわ。原因は謎に包まれたままだけれど、この出来事が、私たちに何かを語りかけているような気もいたしますの。

もし皆様が鎌倉を訪れる機会がございましたら、長谷寺の美しい景色と共に、この神秘にも少しだけ心を寄せてみてはいかがかしら? でも、もし悲しい声が聞こえても、その感情に囚われすぎないよう、お気をつけあそばせね。

わたくしは、この古都に響く嘆きが、いつか穏やかな調べに変わる日が来ることを、ただただ願っておりますわ。そして、この不思議な出来事の続報が入り次第、また皆様にお伝えいたしますわね!

それでは皆様、ごきげんよう。次回のNews LIE-braryもお楽しみに!

テーマ: 長谷寺 x 嘆きのエンドレス

文体: お姫様風

生成日時: 2025-03-30 10:14