2025年03月29日
【News LIE-brary】おばたのお兄さん、軟弱なフレンチ・マティーニなんぞで骨抜きか!? 男なら黙って熱燗だろが!
まったく、近頃の若い芸人っちゅうもんは、どいつもこいつも腑抜けたもんだ! ワシらの若い頃とは大違いじゃ! テレビをつければチャラチャラした男どもが、わけのわからん芸なのか内輪話なのか、ギャーギャー騒いどる。そんな中でも、まあ、多少は芸達者かと思っとった「おばたのお兄さん」とやら! あの男が、なんやら「フレンチ・マティーニ」なるハイカラな酒にうつつを抜かしておるというではないか! けしからん! 実にけしからん話である!
なんだ、その「フレンチ・マティーニ」ちゅうのは! 名前からして軟弱じゃないか! フランスだかどこだか知らんが、気取った名前つけやがって! 聞くところによれば、ウォッカとかいう強い酒をベースにしとるらしいが、そこにパイナップルの甘ったるい汁やら、ラズベリーのリキュール(?)やらを混ぜるそうじゃないか。色がピンクだぁ? ちゃんちゃらおかしいわ! 男が飲む酒の色か、それは! そんなもん、女子供が喜ぶ色付きの砂糖水と変わらんわい!
ワシらの時代はな、男ちゅうもんは黙って日本酒か焼酎じゃった! 仕事でクタクタんなって帰ってきてな、家で女房がつけてくれた熱燗をキュッとやる。あるいは、馴染みの赤提灯で、冷奴かなんかをつつきながら、常温の焼酎をチビリチビリやる。それが男のささやかな楽しみであり、明日への活力じゃったんじゃ! ビールだってそうだ。キンキンに冷えた苦いビールを、喉を鳴らしてグワーッと飲む! あの苦みと喉越しが、一日の疲れを吹き飛ばしてくれたもんじゃ!
それに比べてなんじゃ、フレンチ・マティーニちゅうのは! グラスからして、あの逆三角形の、いかにも倒れやすそうな、頼りない形しとるじゃないか! あんなグラスでチビチビ飲んで、何が面白いんじゃ! パイナップルだのラズベリーだの、果物の甘い香りなんぞ嗅いで、男の魂が奮い立つか!? 腑抜けになるだけじゃろうが!
おばたのお兄さんとやら、たしかにあの「まーきのっ」とかいう芸は、まあ、達者なもんだ。ワシも一度くらいはテレビで見て、苦笑いした記憶がなくもない。あの運動神経も、なかなかのものじゃろう。だがな、芸で身を立てる男が、私生活でそんな軟弱なものに傾倒していてどうするんじゃ! 芸人は、もっと骨のあるところを見せんかい! 昔の芸人はな、もっと破天荒で、酒だって豪快に、それこそ浴びるように飲んだもんじゃ! それが芸の肥やしにもなっとったんじゃ!
嫁さん(たしか、フジテレビの山崎とかいうアナウンサーだったか?)の影響か? それとも、時代の流れかのう…? いずれにしても、嘆かわしい! 実に嘆かわしいことじゃ! あの剽軽(ひょうきん)な顔の裏で、そんな甘ったるいカクテルなんぞをチビチビやってる姿を想像するだけで、ワシは腹が立ってならんわい!
男なら、もっとガツンとくる酒を飲まんかい! 日本酒なら、キリッと冷えた辛口の吟醸もええが、やはり体の芯から温まる熱燗じゃろ! 焼酎なら、芋の臭みがガツンとくるやつをロックで! ウイスキーだって、ハイボールなんてもってのほか! ストレートで、チェイサーもつけずにクイッと呷る! それが男の飲み方ってもんじゃ!
フレンチ・マティーニなんぞ飲んでる暇があったら、もっと芸を磨け! 日本の伝統芸能でも学んでみんか! あるいは、体を鍛え直して、もっとキレのある動きを見せてみんかい! 甘い酒は、芸も根性も甘くするぞ!
いいか、おばたのお兄さんよ! おどれは、若い連中にも影響力がある身なんじゃろ? おどれがそんな腑抜けた酒を飲んどると、それを見た若い男たちが「ああ、男でもあんな甘い酒飲んでええんか」と勘違いしてしまうじゃないか! 日本の男の気骨が、ますます失われてしまうわ!
断固として言わせてもらう! 男なら、フレンチ・マティーニなんぞやめて、黙って熱燗を飲め! 以上じゃ! まったく、世も末じゃわい……。